「詞をくべる」今なぜ歌詞に重きを置いたのか。
★ライブ詳細
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/02j7un1427421.html
今回のライブに関しては様々な経緯がある。
どの方向から纏めるのがいいのか何を書き残した方がいいのかちょっと分からない。
ただ…
いわば必然で。
今やっておかなければ、きちんと向き合っておかなければいけないライブ作りだった。
この雑記を読んでも読まなくてもこのライブ配信を見ていただいた方には、嫌でも私が書いた歌詞を意識してもらうことになる。
そういう演出をしている。
音楽を聴く環境や「音楽」自体の立ち位置がどんどん変わっていく昨今。
その上、このコロナ禍だ。
ライブ活動休止期間だったことも重なり、その流れもあってこの3年間私達は自分達の生命線ともいえる ライブをする機会を失った。
私達は器用じゃない。
ライブ活動を普通にしている時からライブで生計を立てることにどこか踏ん切りがつかず、決してお金にならない自分たち独自のライブの形を不定期に開催することによって、何とか自分たちのアイデンティティを確立しようとしてきた。
しかしそれを貫くには決定的に足りないものがあった。
自信だ。
(自信なさそうだね 笑)
どんなに発想が良くて面白いライブの形を作ってきても「音楽」が残らなくてはCDに繋がらない。
悪い曲は作っていないという自負はあったし、うーんうーんと脳内を飛び越えて掴んだ歌詞を書き終えると「天才だ!」とその瞬間は思えた。(←一瞬だからね^_^;)
だけど、
ライブをやっても、
CDは思うように売れなかった。
なんて生産性が無いのだろうと、年を重ねるにつれ結成年数だけ重ねるにつれ、相方にも申し訳なくなった。
ただ書きたいという思いから書いていた曲が開き直ってマニアックになったり分かりづらい曲もたくさん書いてきたと思う。
創作意欲も昔に比べ無くなっていき、近年は時代の流れもあり「言葉」に敏感にもなってしまった。
この歌詞を書いたら誰か傷つくんじゃないか
私が曲を書くきっかけの一つに “怒り”がある。何かその事象や状況に対しての疑問が生じると…というよりは私は曲先なので、その時書きたいと思ったメロディーと共に歌詞がそちらの方に働きかけると、その“怒り”を歌詞に入れ込む傾向がある。
それ故 近年は躊躇することもあった。
気にすることはダメではないが、作家が気にしすぎるようになったら終わりだ。
書けなくなってしまう。
しかしそれに追い討ちをかけるように、「歌詞でしか自分(達)のオリジナリティを出さないのでは?」と思うようになった。
私達はアコースティックだ。
ギター、タンバリン、ハーモニカ…
DTMが主流の業界でどう足掻いてもそこには行けないし、かと言ってサウンドやカッコ良さで魅せる音楽は作り出せない。
ギターで弾き語り響く歌。
同じようにアコースティックで対バンした皆さんの歌を聴くと、やはりそれには敵わないと思うようになった。
その中でどういう曲を書くのか。
メロディーでオリジナリティを出すのは至難の業だが、歌詞なら自分しか書けない。
参考にする歌詞はあったとしてもその言葉選びは自分にしかできない。
昔はメロディーの方が優先だった。
歌詞の一部分とメロディーが同時に出てきて曲のイメージが決まり、いかにそのメロディーに合う歌詞を考えるか…それに当てはまる歌詞を書けた時が私の正解だった。
だけど今はちょっと違う。
自分達が歌って良い歌にならなくてはならない。そんな考え。
詰め込みすぎない。言葉の乗せ方を大事にしようと思うようになった。
この変化の片鱗が良いように働くかはわからない。
それをうまく持っていけるのかその力が私達にあるのか…恐らくまだ及ばないだろう。
この雑記の冒頭でも書いたが「詞をくべる」を開催することには様々な経緯があり、そして理由がある。
① #RTM40th(私が毎日続けているインスタライブ)が終わる前に、未来に向けた作り込んだライブをしたかった
② コロナ禍において、今だから出来るライブ表現に挑戦したかった
③ 新しい“ソラマメです”の形を試したかった
④ ライブで歌っていない曲、音源にもなっていない曲を聴いてもらいたかった
⑤ 歌詞を見てもらいたかった
創作意欲が無くなっていた私が、#RTM40th という音楽とは離れた自分個人に戻る配信を毎日続けたことによって本来の自分が戻ってきた。それが大きい。
しかし表現を戻すことはしたくない。
今までのソラマメです、今のソラマメです…
そして、これからのソラマメです。
主役はこの人だ。
この3年間、少し客観的に見てきて…
ソラマメですはソラ美さんであると悔しいけど思いました!笑
今回の「詞をくべる」はその片鱗が見えるはず。まだ片鱗だけどもっと目に見えていずれは大海原を泳いでほしいと思っている。
もうすぐ私が誕生日を迎えるので、お互い40代になるのだが。
もちろん30代に比べ効率良く生きたいけど…生産性の無さは恐らく変わらないと思うなぁ。(どなたかマネージャーをやってくれませんか?笑)
こんな私達が今回の挑戦を形にできたのはこの方達のおかげです。
(左から園子さん、舞さん)
ちょっと美女、さん。
「詞をくべる」
ソラマメですの曲の歌詞を、私が書いた歌詞を読んでくださっています!
コロナ禍に入る直前だったかと思いますが、どんな流れだったか覚えてないのですが「一緒にイベントをやりましょう」という話になり、場所も日にちも決まっていたのですが、コロナに入りイベントも流れ(開催場所も残念ながら閉店し…)またいつか、となっていました。
今回こういった歌詞にスポットを当てたライブをしようと決まった時、お二人の顔が思い浮かびました。歌詞を朗読してもらうのはどうだろうと。
私達も初の試みでしたし、ちょっと美女、さんも難しい挑戦もあったかと思いますが、見事に形にしてくださいました!
お二人の朗読が良くて…わたくし、初日泣きそうになりました(笑)すごい贅沢な気分になったし、二人に読んでいただけたことで自分の歌詞を「良い歌詞じゃな〜い✨」って客観的に思うことができました!!笑
冗談ではなく、背中を押してくれたような、その時々の自分を讃えてくれたようなそんな気持ちになりました。自信が持てた。
そんなお二人の朗読、ぜひ聞いてください。
貴重な姿を目に焼き付けてください。
新たな面もお見せできるかと思います!
共演していただく以上、そこも目標でした。お二人がやったことがない場面を作りたかった!!
ちょっと美女、さんファンの皆様、ぜひ感想をいただけたらと思います(^ω^)
そして…
この方のご協力無くてはここまでの映像は残せなかった!
TAMENICOMPANY さん。
撮影。共同編集。
生産性がないソラマメですに付き合わされてしまった方です( ̄▽ ̄;)ごめんなさい。
本当に本当にご協力ありがとうございました!!
凄いね、技術って。
TAMENICOMPANYさんは、「よろっと」さんというお名前で音楽活動をされているので、音楽仲間でもあります。
今回こういったお仕事で関わるのは初めて。
きっかけは #RTM40th 配信内での関わりで、それがこういう形に繋がっていきました。
ソラマメです的にはラッキーでしたが、よろっとさん的には…
考えないことにします(笑)
ここで書いても伝わらないと思うので、とにかく配信映像を観ていただきたいです。
よろっとさんのお力のおかげで、私達が今できる最大限の映像になったかと思っています。
そしてそして会場の
Live Garage 秋田犬 さん。
いつもいつも好きな事をさせていただきどうもありがとうございます!!
その言葉に尽きる。
スタッフの さちゃん様、本当にありがとうございます!(本日はよろしくお願いします。)
感謝を伝えたい方はたくさんいるけど。
その方達にはこの作品を見ていただいて。
何か感じ取っていただけたらいいなぁと思っております。
最後に。
なぜ今「詞 -ことば-」なのか。
私自身がそうなのですが、近年ことばを読んだり書いたりするのがどんどん面倒臭くなっています。
この雑記を、ここの最後まで読んだ人はどの位いるでしょうか?
最初は目を通したけど、長そうなので読み進めるのが面倒臭くなった人は多いのでは!?
(私の文章力が足りないのもあるかと思いますが!笑)
時間が勿体ないと感じるのか、時間を短縮する為に映画を早回しで見る方もいらっしゃるようです。
分からなくもないです。
私もネット記事を何回もスワイプさせて読む癖がついています。
だけど…そんな自分に喝!!!
行間に想いが詰まっているではないか。
自分が歌詞を書く時、半角か全角でスペースを入れるか迷ったり、ひらがななのかカタカナなのか漢字なのかで迷ったり。
全十曲。
最初から最後まで観てくださる方はどの位いらっしゃるだろう。
歌詞に、言葉に、どの位の方が目を向けてくださるのだろう。
ただの興味でもあります。
考察とかしてくれたら嬉しいな。
「どういった歌詞なのか」とか「どういう意味なんだろう」とか「自分ならこう思う」とか。
今回、舞さんと園子さんが読むにあたってそれぞれの解釈を教えてくれて。
それが面白かったんですよね。
楽しみです。
最後まで読んでくださった皆様、どうもありがとうございました。そんな皆様の率直な感想をお待ちしています!
ソラマメです楽曲リスト
十曲に絞るのは大変だったけど、結果的に「今、焚べたい曲」が出揃いました!
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