ソラマメキスポ に向けて〜16年目の決意表明〜



6月になった。
ソラマメです(前ソラマメ)の結成月だ。
結成日は覚えていないので正確ではないが、15年前の今頃ソラマメですは始まった。

理想には程遠く、だけどその理想とやらも漠然としている為、未だフラフラと彷徨っているようにも思う。

15年間で大幅に変化したことなど多分私にもソラ美にもないと思う。
住まいが変わったとかバイトが変わったとか…そういう変化はあったとしても若かりし自分が思い浮かべていたような環境など、何一つ手に入れていないように思う。

15年という月日は決して短いものではない。私達自身は変わらなくとも周りは変化していった。
同級生たちは結婚し、家庭を持った。
共に汗を流してきた同士たちも、趣味と仕事の境界線に悩み、活動ペースを変えた人もいれば去っていった人もいる。

私自身も“売れなければ”いずれ辞めるものだと思っていた。仕事にできなければ辞めなくてはいけないものだと思っていた。

辞め時を失ったというのもあるかもしれない。世間的にはとっくに辞めた方がいいだろうという年齢を遥かに超えたが、それでも私は今もなお芸の道でアタフタしている。





スラスラと出てくる文字を打ちながら「なに語っちゃってるんだろう」と静かに突っ込みつつタイトルに沿った内容へと繋げていきたいのだが。

ソラマメキスポ は、今の私にできる最大の挑戦かもしれない。気持ちや気力が明らかに年を取ってしまった中、それでも自問自答をするたび未だフツフツと湧いてくる情熱をどうやって形にしていくか。
ソラ美と昨年に話し合った末、“新しいこと”と、“特長を生かしたこと”を同居させたイベントを立ち上げることに決めた。


ライブ公演というドラマ仕立てのライブを、2011年11月から2017年7月までの約6年間、Live Garage 秋田犬 にて定期的に行ってきた。

ライブ公演を説明するにあたり、“ドラマ仕立てのライブ”と説明してきたが、それでもどんなライブ形態なのか分からない人はたくさんいると思う。
実際自分たちもうまく説明できず「見てもらえばわかります」などと大雑把に対処してきた(^^;;

ライブと演劇を合わせたような、かと言ってミュージカルではない。一つの物語(設定)の中でソラマメですのライブが行われる。私が台本を書き演出をし、ソラ美が小道具や映像を作る。
私が芝居に携わっていた経験から“ソラマメですにしかできないライブ”を追求した形態だ。

40分間という時間での18回の公演数と、ワンマンライブでもライブ公演の形を取ったりしていた中で、それなりに手応えはあった。ライブ公演には必ず来場してくださるお客様もできた。

ただ…何事も長所があれば短所もある。
準備に時間がかかる為、その間に他のライブができない。音楽を基本としている為もっとあらゆる所に歌いに行き自分たちを知ってもらいたかったが、それをするとライブ公演の準備がおざなりになってしまう。

その葛藤と、ネタを捻り出すことが難しくなったこともあり、一旦ライブ公演を休止することにした。




…ここまで書いて、ライブ公演を休止した時のブログ(スマホからだと読みづらいかも)を読み返したが、なるほど…概ね間違いではないけどその当時はそういう思いで休止しようと思ったのね。

「次再開する時は10年後かも!」なんて書いていたのに…早かったなぁ、私!!笑
少し恥ずかしいです(^^;;




では、再開しようと思った経緯について。

2年弱、音楽を中心としたライブのみを展開してきたが、私達のライブを見たことがある方は周知の通り、“準備”という点ではそこまで変わらなかったように思う(^-^;
ライブ公演を休止したはいいが、普通のライブでも“ソラマメですのオリジナリティ”を出す為、最近ではライブキーワードを設け、それに沿って構成を考えライブを行ってきた。なので、結果的にライブ本数もそこまで増やせなかった。

そして、イベントライブではご依頼を受けたお仕事でもある為、必然的に歌う楽曲に限りが出てきてしまった。
初めはミュージシャンを選んだことに大した理由などなかったが、このままではバランスが取れなくなってしまうかもしれない。近年作った曲はライブハウスで一度披露したっきりでその後歌われない、というケースも出てきてしまった。

何かを止めれば新たな問題も出てくる…音楽に限らず皆様も何かをやる上で、生活する上でたくさん経験されてきたことでしょう。

なんて生産性のないユニットなんだろうと歯痒く思う。もっと割り切れたら、もっと効率が良ければどんなに違っただろうか。

が!諦めろ。これが“ソラマメです”だ。
他人を羨んで真似してみても、そのやり方が自分に合っていなければうまく進むわけがない。

  

そして…

どうしても歌うだけでは「面白いものを創りたい」という欲求は埋められなかった。それを叶えるのはライブ公演しかなかったのだ。

もう一度向き合おう。ネタを考え、話を作り、言葉を書こう。それに合わせて新曲も作ろう。
脳をフル回転させ、創造しよう。 





ライブ公演 改め ライブドラマ。

第一回ソラマメですライブドラマ

「六月の花豆~15個のPROPOSE~」



訳わかんないのが出来上がるかもしれない。情緒不安定なものが出来上がるかもしれない(笑)

今までやってきたライブ公演を踏まえての展開や、15年間に対する私達なりの答えを入れた内容になると思う。





この雑記の最初の方で
15年間で大幅に変化したことなど多分私にもソラ美にもないと思う。

と書いたけど…これには少し語弊があって、

うめだソラ美さんには大きい変動があったと思う。

ステージ上の彼女はだいぶ変化した。
人前でパフォーマンスすることへの意識は、大幅に昔とは変わったと思う。

身近な人とのお別れもあった。

一番近くにいるであろう私の目にも、彼女の15年間は変化したと見て取れる。


結成当初から一対一の関係性なので、私達の場合ケンカもするし常に危機的な状況だ(笑)
性格も違うので。
そういう二人が15年も続いたのは本当に不思議で仕方がない。




ファンの皆様には安心感を与えられず本当に申し訳ないけど、私の場合続けることと辞めることは常に隣り合わせです。

最近特に思うんです。
「続けるだけでいいなら楽だなぁ」って。

それだけにはなりたくないのです。

続けることを目的としたことは一度もありません。広い意味ではあるかもしれないけど…ずっとソラマメですをやっていたい、という思いはありません。

結果的に続いていた、が理想。

生活は安定したいけど、表現の世界では安定したくない。






色々あったよ15年。
その折々で支えていただいた15年。

皆様への感謝、相方への労い、そして「今後とも可能な限り宜しくお願いします」を込めたライブドラマにするつもりです。

そして ソラマメキスポ というイベントを新たな核にしたい。

次回の雑記はイベント自体について書きます。
気になるゲスト様への思いも、ご紹介も兼ね書きたいと思います。


あと2週間!

(励みになりますので)ご予約お待ちしております(Θ∀Θ)


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マメ雑

音楽ユニット「ソラマメです」のメンバー ゆげマメ子の、もやもやっとしたものをまとめるところ。雑多としたもの。